こんにちは nakamuranojo です。
12回目は、ついに登場!「中村農場 八ケ岳鴨」です。
先日から、肉にしてスタッフと試食をし始めました。
思った以上に美味しく、臭みがない仕上がりです。
今回は以下のテーマについてお話していきたいと思います。
目次
「鴨」と「鶏肉」の違い(解体編)
さて同じ鳥の分類でも「鴨(カモ)」と「鶏(ニワトリ)」は
どこか違いがあるのか???
①骨格
「鴨(カモ)」と「鶏(ニワトリ)」のガラを比べてみました。
鴨(カモ)は、肩の部分から横に広く四角いのに対し、
鶏(ニワトリ)はなで肩で丸い形をしているのがわかります。
そして、特徴的なのは、鴨の内側のお尻についている筋肉!
鶏ではこんなに目立たない筋肉です。
さて、なぜこんなところに筋肉がついていると思いますか???
ドナルドダックの動きを想像してみましょう…
そう! アヒルたちは歩くときにお尻を “フリフリ” しますね。
その動きをするための筋肉がお尻にたくさんついていたのです!!
②体形
鴨(カモ)の体形と鶏(ニワトリ)の体形の大きな違いです。
右が鴨で左が鶏の画像です。
特徴的な違いは、鴨はモモが小さく手羽が大きく、ムネの形が鶏と比べて四角いということです。なぜこのような違いがあるのでしょうか??
その答えは、鶏と鴨の本来の住むところの違いによります。
鴨は渡り鳥で大半は水に浮かんですごしています。
水に浮くという性質から、水の中に入るムネの部分は浮力の力を多く受けるために体積が広くなっていると考えられます。
どんな動植物もそうですが、環境にあわせて、体のつくりもできると思うと納得です。
「鴨」と「鶏肉」違い(肉質編)
鴨の肉をさばいていて、一番に気が付く大きな違いは、肉の色です。
鶏肉豆知識編 でもお話ししましたが、肉の色の赤色はミオグロビンが多く含まれている証拠です。
ミオグロビンは、鉄を多く含んだたんぱく質で、マグロなど絶えず動いている魚に多く含まれるように、その肉の色をみると、どのように使われる筋肉ががわかります。
鴨はもともと渡り鳥なので、何万キロも飛び続ける持久力が要求されます。
そういった性質から、鴨肉はムネもササミも非常に濃い赤色をしています。
代わりに、モモ肉は水の中で足をかいてはいますが、
ムネほど激しく動かす必要がないので、
赤色をしていますがムネよりは薄い赤色をしています。
よって、鴨肉といったら市場でムネ肉が食べられているのは
もっとも「ムネ肉」が旨味がある部位になるからです。
「中村農場 八ケ岳鴨」おすすめの調理法は?
「中村農場 八ケ岳鴨」のムネ肉のロースト
ご自宅で簡単にできるローストのつくり方です。
コツは、少し多めに塩コショウして、できれば30分位前に
味付けしてなじませておくのがおすすめです。
しばらくは、フレッシュ(冷蔵)の状態で販売しています。
ぜひお試しください!!
【作り方】
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は新商品の「中村農場 八ケ岳鴨」についてでした。
スタッフで味見をした感想は、臭みがなくうま味が強く、
ほろほろ鳥に近いような味わいです。
脂もそこまでたくさんついていないので、比較的ヘルシーと思います。
フレッシュでの販売はこの時期限定ですので、ぜひお試しください。
次回は、管理栄養士 nakamuranojo による「卵の豆知識」についてのお話です。